Steam DeckmicroSDカード

Steam Deck対応規格

Steam Deckは、公式サイトにてUHS-ISD,SDHC,SDXCmicroSDカードに対応すると記載があります。

当サイトではUHS-IかつSDXCの、規格上Steam Deckに対応したmicroSDカードのみを掲載しているので、下のリストから価格や性能を見比べながらお選びください。

対応しない規格

Steam Deckは、より高価で高速なUHS-IIUHS-IIIには対応していません。

規格上UHS-Iとの下位互換性はありますが、動作を保証するものではないため動かない可能性もあります。 また、もし動いた場合でもUHS-I相当の速度しか出ないため、Steam Deckで使うmicroSDカードとしてはUHS-IIUHS-IIIは除外して良いでしょう。

UHS

Vクラス

UHS-I

V10

V30

UHS-II

V60

UHS-III

V90

また、 高性能なmicroSDカードにはビデオスピードクラスがV90V60のものがありますが、これらもUHS-II以上を対象として認定される規格のため、Steam Deckでは対応しません。

256GB以上容量がほしい

Steam Deckは2Dの軽いゲームから、最新のAAA級タイトルまでプレイすることができます。

ゲームによって使用するストレージ容量は異なりますが、大きなゲームでは数十GB使用することもあります。

例: ELDEN RING: 60GB以上、Cyberpunk 2077: 70GB以上、FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE: 100GB以上、Stray: 10GB以上 など

例えば128GBmicroSDカードの場合、サイズの大きなゲームは1〜2程度しか入りません。

ゲームをたくさんインストールするためには最低でも256GB、余裕があれば1TBmicroSDカードを用意したほうが安心でしょう。

「規格」で決まる最低保証速度は安定したプレイにつながる

昨今のゲーム、特にオープンワールドのゲームなどは、必要に応じて近くのオブジェクトのデータを読み込むなど、こまめにデータの読み取り処理が挟まります。

microSDカードで最低転送速度が保証されていれば「一瞬読み取りの速度がガクッと落ちてしまってゲームがカクついた」といった現象を避けやすく、安定したゲームのプレイに繋がります。

最低保障速度はUHSスピードクラス,ビデオスピードクラス,アプリケーションパフォーマンスクラスなどの 規格によって定められています。

当サイトではそれぞれUHSクラスVクラスAクラスと表記します。

それぞれ以下の通り定められていて、数字が大きな方が性能が良いと判断して問題ありません。当サイトでは、以下の規格でSteam Deckに対応したmicroSDカードを掲載しています。

UHSクラス

U3連続転送30MB/sU1連続転送10MB/s

Vクラス

V30連続転送30MB/sV10連続転送10MB/s

Aクラス

A2連続転送10MB/sランダム読取4000IO/sランダム書込2000IO/s

A1連続転送10MB/sランダム読取1500IO/sランダム書込500IO/s

ロード時間の短縮には最高転送速度が大切

サイズの大きなゲームでは、ゲーム起動時やセーブデータのロード時などに長いロード時間が挟まります。

メーカーによって公称されている最高転送速度が高ければ高いほど、ロード中の待ち時間が減って快適に遊べるようになります。

どうしてmicroSDカードによって性能が違うのか

microSDカードの転送速度は様々な要因から決まります。

まずUHS-Iなどのインターフェースによってクロック周波数が定められ、最高転送速度(UHS-Iなら104MB/s)が決まります。

さらにmicroSDカード内部の保存領域であるメモリの性能や、そのメモリに対して処理を行うSDカードコントローラなどの性能によってmicroSDカードごとの違いが出てきます。

またUHS-Iで最高104MB/sと決まっているのにそれ以上の速度を公称するmicroSDカードも存在します。

それらはUHS-Iの互換性を持ちながら、メーカー独自の規格によってさらに転送速度をあげたものです。メーカー独自の規格のため、基本的にはメーカー専用のSDカードリーダーを用いないと104MB/s以上の速度での転送はできません。

しかし、そういった高速なmicroSDカードメモリ性能やSDカードコントローラ性能が高い傾向にあり、そうでないmicroSDカードよりも速い転送速度を維持しやすいと考えられるため、ゲームのロードも速くなる傾向にあります。